“The whole is more than the sum of its parts.”
Aristotle (Philosopher: 384 BC – 322 BC) Metaphysics

「全体とは部分の総和以上である。」
アリストテレス(哲学者: 紀元前384 – 322)『形而上学』

ソクラテスに学んだプラトン。そのプラトンに学んだ、偉大な哲学者にして自然科学者、アリストテレス。

アリストテレスの遺したことばで、特にわたしの好きなものが、この『形而上学』からの引用だ。

「部分に分ければ、全体がわかる」という、要素還元論的な考え。
その考えは、ここ数世紀に渡って事実上、いわゆる科学的思考のメインストリームとなっている。

わたしは古代ギリシャのアリストテレスが、近代科学の限界を言い当てていたように感じる。

例えば、少々乱暴な言い方だが、わたしの身体を分解したとしよう。
脚、腕、頭、胴体、内臓、、、、

それを組み立てたら「わたし」になるのか?

ならない。

いくら部品を組み立てても、それは「全体」の持つ性質には追いつかないのだ。

英語も同じ。

子音と母音を練習するだけでは、また、いくら英語のリエゾン(リンクアップ)を覚えても、実際に話すとネイティブのような英語にはならない。

部分をただ組み立てただけでは、完成品にはならないのだ。

部分を磨く稽古と、システム全体を動かす稽古。

呼吸、声、響き、調音、リズム。
それらが身体の中で一つのシステムとして働くように、英語を話す。

その両方を行き来することで、学んだ音、学んだ英語が、あなたのことばの中で働き始める

全体がつながったとき、あなたの英語にマジックが起こる。

わたしは、そのマジックに立ち会うことが好きだ。

英語発音道場 升砲館
館長ショーンツジイ